こんにちは、ゴズワークス(@gozworks)です。
印刷の死:3Dプリンターでの「出力失敗すること」を最近のツイッター界ではこう呼んでいるようです。
*SK本舗さんの公式キャラクターSKショーコさん(@SK405chan)がこの「印刷の死」というワードを使い始めた模様。助言をプラスした引用リツイートはよく参考にさせてもらっています。
正直、出力失敗を完全に回避する方法や環境や設定は存在しないと思います。安定した家電のようにはいかないのですが、そのなかでも最近気づいたコツを3つほどあげてみました。
コツ1つ目:サポートは自動のち手動
サポートを付けるのにCHITUBOX(https://www.chitubox.com/en)を使用しています。長いこと自動でしかやってなかったけど、最近手動を覚えました。これまで細かい設定はあまり見てなかったですね。。
まずは自動で一旦サポートを付けます。それから、以下ポイントに手動で太めのサポートを一本ずつ追加したり、(自動で付いた細いのは削除してから)代わりに太いのに置き換えたり。
・手動で追加するポイント
ー単独の柱に柱をつける(根本まで単独だと、その柱が途切れたらその部分が死ぬので)
ー出力が必須な最下部(太めにして更に細いのを足すことも)
大事なところは複数でかつ、太くする、というそれだけです。本当は最初から手動が理想かもしれないけど一本ずつ全部に配置していくのは手間なので一旦自動で配置している次第。
ちなみに全部太くするとサポートがはずしにくくなるので、なるべく細くしておきたいところ。あとむやみに本数を増やしてもサポート処理が面倒になるので少なめにしたい。
サポート付けは感覚によるところが大半だと思います。正解はなく、何度か試すしかないのですが、それでもなるべく初回から成功率は上げたいですよね。
コツ2つ目:数値は少しづつ攻めていく
まず大雑把に絶対安心な条件で出力。例えば露光時間だと長めにしておいて、(一概に長めがよいとも言えないけど、太ったりするので)まず一度すっきり出力させる。そこから5秒づつとか短くして、時間短縮を測る。
あとみんなやってるかもしれないけど、メモを残す。というのも大事だなと最近思っています。なんとなくでやってきたけど、条件を変更する時の組み合わせとか。メモを見て考えながらやっていこうと。。(今更?)
一応出力前に画面ショットは取得しているので見直そうと思えば確認はできるようにしてはいます。が、数値だけ抜き出したメモの方が比較しやすいのでメモが大事ですね。
夏と冬とか、フィルム張替え直後とか、何時間出力した頃、とかとか、条件でまとめてあったら便利だなと思いつつ。全然ちゃんとまとまっていないんですが。。
コツ3つ目:部屋が寒い時は待つ
レジンが冷えていると流動性?が悪くなるのか失敗率が高い気がします。なので寒い時期は要注意ですね。湯煎とかもやったことありますが、何時間もかかる出力なので途中で冷えちゃいますよね。
なのでせめて部屋の室温だけでも上げようかと。冬場は部屋が温まるの待ってから出力を開始することにしています。エアコンで20度か21度にしています。小型の専用ヒーター(電極だかコードの先端がレジンバットの中に入って温めることで印刷中ずーっと冷えないらしい)とか憧れますね。
電気系に詳しい人はヒーターを自作している人もいるようですが、そこまでする気力もないし発火とか火事とか怖いです。普通に出力しかけたまま出かけるのも怖いくらいなので。たまにやってますが。(怖いのですぐ帰ってくる)
ほかにもいろいろ
他にも、そもそものスライス時の数値や、モデルの角度とかフィルムの貼り具合などなど色々あるとは思うけど、きりがないのでとりあえず最近気になったポイントを3つ上げてみました。
世界中の3Dプリンター出力がうまくいきますように…😌
【番外編】中空化データによる破損
作成したデータを渡して販売してもらったフィギュアが、内部中空化により破損しました。
時間が経過して内部の空気が温まって膨張し、耐えきれなくなって割れたのか?どうかわかりませんが、盛大に破損し未硬化レジンが漏れ出してしまいました。
販売物でしたのであちらこちらに大変迷惑をかける次第となりました。本当に申し訳なかったです。
原因はうっかりミスです…。データ完成時にパーツを完全に結合する処理を忘れたためです。
ごめんなさい。。やってしまいました。データ鋭意修正中です。 https://t.co/t9BLSSmaq6
— ゴズワークス (@gozworks) April 28, 2021